


山本勘弥の水差し
面取りが施されたわら灰釉の水差しです。内側は甕などで伝統的に使用される柿釉が施されています。登り窯の炎のあたった面は自然釉のような色味、裏はわら灰釉の白が見られます。そのまま鑑賞しても、花器としても。
高台は釉垂れがあります、味わいとご理解ください。
お米のもみ殻や樫の木灰で自ら釉をつくり、身の回りにあるものに手間をかけ活かしていく山本勘弥の手仕事。おおらかさと繊細さをあわせ持つ器は、身近な生活の道具としていつも傍らにあります。
※手づくりのため、寸法・色味等一つ一つ若干の違いがございます。予めご了承ください。
素材:陶土
サイズ:本体 約135mm ×H 約200mm
山本勘弥・勘窯(宮崎県宮崎市)
1972年東京都生まれ。栃木県益子で修業後、宮崎県で開窯。宮崎山形屋等で個展。
2006年に栃木県茂木町に移り登り窯を築く。栃木県内、東京都内で個展多数。
2011年東日本大震災で登り窯が倒壊。13年より宮崎県で昨陶を再開し、2018年再建した登り窯の初窯を焼成。